着物をきっかけに伝統工芸に興味を持たれた方もいるのではないでしょうか。
そこで、初心者向けの伝統工芸について紹介します。
やっぱり昔ながらの和のアイテムは、着物と相性抜群です。
日本の文化とともに、着物ライフを楽しんでまいりましょう。
漆器
産地の秋田・川連(かつわら)で、下地から塗り・沈金や蒔絵(まき絵)まですべて完結する地域力によるものづくりが今も息づいています。
この歴史は、800年余り。
江戸時代には、椀や膳・重箱など、日用雑器の漆器作りで販路を広げました。
近代では、贅を尽くした沈金や蒔絵などの装飾も加わり、漆器産地として地域経済を支えてきました。
東京銀器
東京銀器は、台東区や荒川区を中心とした地域で作られています。
銀器は、江戸の職人の技によって洗練されています。
現代も広く世界中で愛されています。
房州うちわ
日本の三大うちわ
房州(千葉県の南房総地域)は、四国の丸亀、京都と並んで日本の三大うちわのひとつです。
房州うちわの特賞は丸柄です。
房州うちわの生産は明治10年から始まりました。
大正末期から昭和の初めが生産のピークで、今では、贈答品やインテリアとして親しまれています。
製作工程は原料の竹の選別から仕上げまで、21工程もあるのです。
お香
お香の歴史
飛鳥時代に仏教と共に伝わり、日本で香りの文化が広まったといわれています。
平安時代の都、京都にて貴族を中心に、神や十二単にお香を焚きしめるようになりました。
和のアロマテラピー
お香は火で焚いて香りなどを楽しむものです。
匂い袋は、火を使わなくても香りを手軽に楽しむことができます。
琉球紅型
紅型は沖縄の染物です。
特徴は、鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さです。
琉球王国では、15世紀ごろから交易が盛んになりました。
この時に諸外国から染織り技術が取り入れられ、王族や氏族の衣装として王府の保護を受けた紅型染めが発達しました。
伝統的工芸品
伝統的工芸品と呼ばれるものは、日本全国で長年受け継がれてきた様々ある伝統工芸品のうち、特に伝承法に基づいて経済産業省に指定され、現在236品目あります。
伝統マーク
伝統マークは、経済産業省指定 伝統的工芸品のシンボルマークです。
経済産業省が指定した技術・技法・原材料で製作され、産地検査に合格した製品には、伝統マークがついた「伝統証紙」が貼られています。
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